「NFTゲーム」という名前を耳にしたことがある方も、それがどのようなゲームであるのかは知らない方も多いでしょう。
今回はそのNFTゲームに関して、ゲームの特徴やオンラインカジノとの共通点等を解説していきます。
NFTゲームとは
NFTゲームとは、ブロックチェーン技術により非代替性を持つ「NFT（Non – Fungible Token）」を活用したゲームです。
NFTとは、日本語で非代替性トークンという意味で、非代替性とは「替えの効かない、唯一無二」という意味になります。
例えば、有名人のサイン入りの本や世界に一枚だけしかないトレーディングカードなどが該当します。
これらは、全て希少性や価値が高く信用のある取引がされています。
ゲームは一般的にPCゲーム、またはGoogle PlayまたはApple storeで配信されておりAndroid端末またはiPhoneでプレイすることができます。
NFTゲームは全てオンラインゲームであるため、プレイするにはネットワーク環境が必須となります。
NFTゲームの特徴
NFTは、デジタル資産として所有者を明確にすることができるため近年、投資目的以外にゲームへも活用されています。
次は、NFTゲームの特徴に関して、以下の3点についてそれぞれ詳しく解説していきます。
- ブロックチェーンを活用
- お金を稼げる
- ゲーム内のキャラを売買できる
ブロックチェーンを活用
NFTゲームで用いられているNFTは、ブロックチェーン技術によって「非代替性」が担保されています。
一般的なコンピューターが扱うデジタルデータはコピーが可能であり、誰でも全く同一のデータを所有できます。
しかしNFTは個々のデジタルデータがブロックチェーンの分散管理と暗号化により唯一無二の価値を持つことが担保されているため、現実で画家が1枚だけ描いた芸術品のように需要が発生します。
以上のプロセスによって、NFTの「売買」という需要・供給により成立する行為が生まれます。
お金を稼げる
NFTが現実の「絵画」や「骨董品」等と同じく唯一無二の価値を持つものであるため、そのNFTを「買いたい」と思う人がいれば販売して収益を得られます。
例えばゲーム内でシークレットボスを倒して限定アイテムを獲得したとします。
この段階でまだこの限定アイテムはNFTではありませんが、仮想通貨を購入し、その仮想通貨で購入したゲーム専用トークンで限定アイテムをNFTアイテムにグレードアップできます。
これにより限定アイテムは唯一無二のNFTアイテムとなり、専用マーケットで売れればトークンが手に入ります。
あとはこの手順の逆を行うことで、現実のお金に換金が可能です。
実際この「売買」や「換金」のシステムはNFTゲームの種類によって異なります。
ゲーム世界で「ドル」や「円」などの現金を稼げるというよりは、上記のように数ステップを踏むことで最終的に現金に替えられる、というのがNFTゲームの基本です。
注意点として、NFTゲームは基本的なNFT・仮想通貨の仕組みを理解していなければ稼ぐことはできません。
またNFTゲームは「楽に稼げる」と宣伝されることがありますが、少なくとも数千円から数万円の初期投資が必要であり、その初期投資を回収できるかどうかが「稼ぐ」うえで一つのハードルとなります。
ゲーム内のキャラを売買できる
NFTゲーム内ではアイテムだけでなく限定キャラクターも売買が可能です。
通常のキャラクターもゲーム内通貨により購入できますが、プレイヤーの努力次第でレベルアップ等を行い強力な個体値を持つキャラクターへ育成できます。
最終的にそのキャラクターを唯一無二の価値を持つNFTに換えて他のプレイヤーに売ることで、お金を稼ぐことができます。
NFTゲームとオンラインカジノの共通点
NFTゲームは「Play To Earn（遊んで稼げる）」ゲームですが、オンラインカジノも「遊んで稼げる」ゲームであるという点で共通しています。
現状ではオンラインカジノにおけるNFT導入例は数例のみ（導入検討・サービス停止も含む）ですが、オンラインカジノとNFTの相性自体は良いため、今後さらに導入が進むと予想されます。
オンラインカジノに関する情報はボーナスファインダーの最新記事より確認できます。
仮想通貨オンラインカジノの今後の動向
オンラインカジノが合法化されている海外ではNFTの導入が進むと予測されますが、日本ではまだオンラインカジノ自体への法整備が進んでいないため、NFTが導入された国産オンラインカジノの普及はまだまだ先のことになるでしょう。
しかしNFT技術が国内でも普及していけば国産のNFTゲームも増え、やがて競馬や競輪などにも導入されていき、それがオンラインカジノへの足がかりになる可能性はあります。
