皆様こんにちは。
30歳で会社を辞めて投資とビジネスで家族を養う(つもりの) KJです。
今回は、質問をいただいたので「仮想通貨って投資目的以外では何に使われるの?どうして必要なの?」の回答を解説します。
結論としては、仮想通貨はちゃんと円やドルにはないメリットがあり、社会に必要とされるものです。
不要なものであれば、一時的に価格が高騰してもいずれは価値がなくなりますが、ちゃんと必要とされていることを理解していれば投資をするのも安心ですね。
できるだけ、初心者の人にもわかりやすく説明していきます。
円やドルの特徴
それぞれの国に属している通貨
当たり前のことですが、改めて理解しておきましょう。
例えば、「日本円」って基本的には日本国内でしか利用できない通貨ですよね。
もともとは日本円は「日本銀行券」と呼ばれ、「金(ゴールド)」を預けた人の証跡、引換券として発行されていたものです。
ただ、例えば金をそのままポケットに入れておくと、擦り減って少しずつ小さくなってしまいますし、サイズもバラバラですので物との交換がしにくいですよね。
そのため、日本という国が「この紙には1万円分の金と同価値がある」と定め、日本国民がそれを信頼しているからこそ日本円=通貨というものが成り立っているわけです。
逆に言えば、日本円は日本で信頼されているから成り立っているだけで、日本とは縁が薄い他国では日本円を知らず信頼されておらず、渡されても困られてしまい買い物もできません。
日本円や各通貨が万能なのは、あくまでその国内と一部の国だけ、ということですね。
国を跨いでの通貨のやりとりは非常に面倒で高コスト
上記の通り、通貨はその国や一部の国でしか信頼されていないため、海外で買い物をする場合は金融機関等で日本円をその国の通貨に両替しなければなりません。
よく海外旅行する人であればわかると思いますが、通貨の両替って手数料が高いんですよね。
例えば、1ドルが110円の価値のときに両替したとすると、手数料が含まれ1ドルの購入に115円をとられてしまったりします。
しかも、また日本円に戻すときには手数料をとられてしまい、それだけで10%ぐらい損してしまったりするんですよね。
また、実際に自分の手持ちの通貨を両替するだけなら多少の苦労と損で済みますが、お金だけを送る「海外送金」となると、非常に面倒な手続きが必要になります。
まとめると、通貨の両替は
- 手数料が高くてもったいない
- 送金の手続きが面倒
という問題があるんですね。
通貨の流通量や価格は各国に管理されている
じゃあ、海外旅行や海外送金をしない人には一切問題がないかというと、それもNOです。
実は「通貨の流通量や価格を国に管理されている」ということが大きな問題なんです。
国が管理しているということは、国に都合が良いようにある程度はコントロールされてしまうんですね。
例えば、日本には1,000兆円ほどの借金がありますが、通貨の流通量を増やして貨幣価値を低くしてしまえば、簡単に借金を返すことができますね。
経済が崩れるほど極端なことを短期間にはしないと思いますが、現実に少しずつインフレは続いていますし、国に都合よくコントロールは常にされている状態なんですね。
仮想通貨の特徴
物質としては実在しない通貨
ではここからは仮想通貨の話。
まず、仮想通貨は他の通貨と異なり、実物の紙やコインは存在しません。
あくまで、「ブロックチェーン」という技術の信頼に基づき、「仮想通貨を購入した」というデータは改ざんされないという前提のもと、人々は仮想通貨を保有しているんですね。
昨今はIT化が進み、通常の通貨であってもアプリ上の操作で口座振り込み等もできますし、通貨は実在しないと通貨でない、というわけではないんです。
どこかの国や組織が管理しているものではない
仮想通貨は、その技術をより革新していくための「開発チーム」は存在しますが、流通量や価格をどこかの国や組織が完全に管理しているものではありません。
繰り返しになりますが、あくまでブロックチェーンの技術による信頼性と、仮想通貨そのもののニーズにより価格が変動しているんです。
仮想通貨によっては、開発チームが大部分を保有していたり機能を追加してある程度コントロールされているものもありますが、通常はその仮想通貨の最大発行枚数は最初に決まっており、メジャーな仮想通貨は様々な国の技術者が参画して意見を出し合っているため、特定の国だけが都合よく得をするようにはなっていません。
国を跨いだ送金や個人間での金銭やりとりに非常に便利
どこかの国で管理しているものではない、ということは、どこの国からでも自由に利用することができる通貨です。
そのため、例えば世界中の国や企業がビットコインでの取引を可能とすれば、各国での通貨や両替など必要なく、ビットコインだけで世界中を旅行することができるようになるんです。
また、流通量や価格だけでなく取引もどこかの国に管理されているわけではないので、国が定めた面倒な手続きなしに個人間で取引ができるんです。
海外に住んだ友人へお金を送るときに、自分が持っているビットコインを友人へ直接簡単に送ることができ、手数料もごくわずかで済むんです。
自国の通貨の危機時に避難できる
ここまで読んでいただいた方であれば理解できると思いますが、国が自国の借金を返すために極端なインフレを起こしたり、国の経済崩壊の危機のときにも自分の大事な資産を避難することができますね。
株式や不動産投資で日本円から避難も可能ですが、日本全体の経済危機で日本国内の全ての価値が下がるような際、また、リーマンショックのように世界的な金融危機が起こるような際には、特定の国にとらわれない資産への避難が必要になります。
そのような際には、特定の国に価値をコントロールされていない仮想通貨へ資産を避難することができますね。
最後に
ということで、今回は仮想通貨がそもそも何故必要なのかについて説明しました。
- 海外送金
- 個人間でのやりとり
- 安全な資産の確保
等のために仮想通貨は有用ですので、「実在しない仮想通貨なんて、一時的なブームでしょ?必要ないんだからいつ価値がゼロになってもおかしくない!」なんてことはありませんので安心してください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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