【仮想通貨】Railgun(RAIL,レールガン)とは？購入方法は？DeFi市場へプライバシー保護をもたらすスマートコントラクトプラットフォームをセキュリティ技術者が解説！(2022年4月最新)

本記事では、仮想通貨の Railgun(RAIL) について解説します。

この記事を読むことで、次のことを理解できますので是非最後まで読んでください^^

この記事は動画で見ることもできます。是非チャンネル登録してください^^

仮想通貨 Railgun(RAIL) 解説

Railgun(RAIL) とは

Railgun とは、仮想通貨と DeFi(分散型金融) にプライバシー保護を提供するスマートコントラクトプラットフォームです。

・・・これだけではわかりませんよね、詳しく解説します^^;

これまで、ブロックチェーンは分散型で改ざんできない情報として個人のプライバシーが保護されるものと考えられてきました。

そのため、ブロックチェーン開発当初は、ブロックチェーンのトランザクション(取引)は解析したり履歴をさかのぼることは困難と考えられてきました。

しかし、ほとんどのトランザクションは トランザクション量, 送信者アドレス, 受信者アドレス, 残高 等が公開されており、近年は様々なブロックチェーン分析会社がトランザクションを追跡するソリューションを提供し始めたため、個人のプライバシーの保護が不十分な状況となってしまっています。

これは、クレジットカードの取引履歴や銀行の通帳が公開されているようなものと言えるでしょう。

そのため、「プライバシーブロックチェーン」と呼ばれる、トランザクション情報が非公開でプライバシーが保護された仮想通貨が開発され問題解決が進められているのです。

そんなプライバシー保護機能を持ったスマートコントラクトを実施することが可能なプラットフォームが Railgun であり、この Railgun で発行され、ガバナンストークン(開発方針の投票権) として利用される仮想通貨が RAIL であり、ここまでをまとめると次の通りとなっています。

ちなみに、他にプライバシー保護関連の仮想通貨としては Beldex や Cellframe 等がありますね。

Railgun はレイヤ1でプライバシー保護を提供する

実は、Railgun 以外にもブロックチェーンへプライバシー保護を提供するスマートコントラクトプラットフォームは存在するのですが、Railgunは他のプライバシーブロックチェーンとは異なる大きな特徴があります。

それは、これまで不可能だと考えられてきたイーサリアムのレイヤー1へプライバシー保護技術を持ち込んでいる点です。

これはつまり、イーサリアムへ機能を追加するために「サイドチェーン」や「レイヤ2ブロックチェーン」と呼ばれるような別のブロックチェーンを構築する必要なく、イーサリアムのブロックチェーンそのものへプライバシー保護機能を組み込むことができるのです。

そのため、仮想通貨ETHを別の仮想通貨へ交換することでプライバシー保護を行うのではなく、これまで通りETHのままで Railgun 上で取引や処理を行えばトランザクション情報は公開されないということです。

ということは、これまで様々な DApps(分散型アプリケーション), DeFi(分散型金融), DEX(分散型取引所), BCG(ブロックチェーンゲーム) 等がイーサリアム上に構築されてきましたが、それらに何も変更する必要なくプライバシー保護機能を組み込むことができるのです。

Railgun は、プライバシーブロックチェーンの中でも非常に実用性が高い、と言えますね。

Railgun は様々なブロックチェーンと互換性がある

Railgun が他のプライバシーブロックチェーンより優れている点はまだあります。

なんと、Railgunはイーサリアムの「ERC-20」という規格に対応した仮想通貨だけでなく、次のような様々なブロックチェーンと相互運用を行いセキュリティ保護機能を組み込むことができるのです。

これらの高性能なブロックチェーンへ、Railgun でさらにプライバシー保護機能まで組み込めるということですね。

上記以外にも今後対応するブロックチェーンを増やそうとしているようで、Railgun はブロックチェーンを跨いで DeFi(分散型金融) 全体へプライバシー保護を提供するべく開発されているのです。

Railgun は今後NFTのプライバシー保護機能も開発予定

Railgun は今後、NFTのプライバシー保護機能も提供する予定となっています。

NFTとは、画像やゲームアイテム等のデータにブロックチェーンを紐づけ唯一のものとして売買可能にした技術で、仮想通貨とは異なる価値をもった資産として注目されています。

NFTは、物によっては数千万円～数億円で取引されるため、十分に資産と言っていいでしょう。

それほどの資金を投入し、資産としてNFTを保有している投資家はやはり情報を開示したくないと考えられるため、このNFTのプライバシー保護へも Railgun は今後対応しようとしているのです。

Railgun は DAO(自律分散型組織) で運営されている

Railgun は、特定の個人やチームに支配されておらず、DAO(自律分散型組織) により運営されています。

Railgun の今後の方針や開発内容は、仮想通貨RAILを保有する投資家の投票により決定されている、ということですね。

仮想通貨RAIL が Railgun のガバナンストークンであるため、投票を行うためにはRAILが必要となります。

RAIl は Railgun 上でステーキングすることで投票する権利を獲得することができ、一度ステーキングするとRAILは1ヶ月ロックされるため注意しましょう。

仮想通貨 Railgun(RAIL) の価格

RAILは仮想通貨時価総額ランキング3,252位と、完全な草コインとなっています。

RAILは2021年7月には 1RAIL=約36円 でしたが、最高値の2022年1月には 1RAIL=約474円 とたった半年で約13倍に高騰しています。

その後は少し価格は下落し、現在は 1RAIL=約474円 と最高値の7割程度になりましたが、それでも早期に投資をしていた方は利益をあげられていることでしょう。

しかし、RAILはまだリリースから半年ほどで、さらなるブロックチェーンやNFTへのプライバシー保護対応等でますます価格を上昇させる可能性はあります。

Railgunの様々なブロックチェーンへレイヤ1プライバシー保護を提供するスマートコントラクトプラットフォームに将来性を感じた方は、是非RAILへ投資してみてください。

仮想通貨 Railgun(RAIL) の購入方法

残念ながら、RAILは日本の仮想通貨取引所で購入することはできません。

購入するためには海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。

海外でも取り扱っている取引所は多くありませんが、UNISWAP であれば購入できるようです。

• UNISWAP

RAILを購入したい方は、UNISWAPで購入しましょう！

また、私のお気に入りのMEXC取引所は新規の仮想通貨をいち早く取り扱うことで有名ですので、いずれ上場するかと思います。

なお、海外の仮想通貨取引所を利用するためには、まず日本の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入して送金する必要があります。

これから仮想通貨投資を始める方は、まずは大手取引所である コインチェック や bitFlyer でビットコイン等を購入しましょう。

• コインチェック
• bitFlyer

初めての方でも確実に仮想通貨投資デビューできるよう、口座開設～仮想通貨購入までの一連の手順を下記の記事で詳しく解説しています。

本記事のまとめ