皆様こんにちは。
30歳で会社を辞めて投資とビジネスで家族を養う(つもりの) KJです。
今回は、年利14%を叩き出したKJ流の日本株式投資術を紹介します。
KJ流の日本株式投資術
KJ流日本株式投資の基本的な考え方
まず、投資の基本の基本は、「安いときに買って高いときに売る」だと私は考えています。
更に投資の基本である「損小利大」を組み合わせ、上昇している株は持ち続けて利益を最大化するというルールを加えると、「安いときに買ってあとは放っておく」という長期投資スタイルです。
ということで、究極的に言うとKJ流の日本株式投資は「安い株を見つける方法」ということに突き詰められます。
ということで、KJ流の日本株式投資である安い株を見つける方法をここからは紹介します。
KJ流の「安い」日本株式選定の方法
では、「安い」株を見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。
1株あたりの株価も指標の1つではありますが、企業規模や年間利益と相対的に比較しなければ真に安いかどうかはわかりません。
なんだか色々な難しいことを考えなければいけなそうですね。。
・・・と、思いきや、実は「安い株」はほぼ一目で判断することができます。
それが「PER」と「PBR」です。
PER(株価収益率) とは
PERとは、「Price Earnings Ratio」の略で、「株価収益率」のことです。
・・・よくわかりませんね。
PERは株価に関連する値を計算して導かれています。
PER = 1株あたりの株価 ÷ 1株あたりの純利益
※ この「1株あたりの純利益」はEPSと呼ばれ、純利益÷発行株数で求められます。
このPERが示しているのは、「株価が1株当たりの純利益の何倍になっているか」です。
会社の純利益が膨大に出ていれば今後株価は上昇する可能性が高いですし、純利益が少なければ価格は下落していく可能性が高いですよね。PERはそれを1株あたりで知るための指標になります。
私が考える基準は20倍で、それより数字が大きければ割高、数字が小さければ割安です。
PERが10倍前後やそれ以下の会社があれば、それは利益を出しているのに株価が安いため買い、ということですね。
PBR(株価純資産倍率) とは
PBRとは「Price Book-value Ratio」の略で「株価純資産倍率」のことです。
・・・これもよくわかりませんね。。
PBRも株価に関連する値を計算して導かれています。
PBR = 1株あたりの株価 ÷ 1株あたりの純資産
※ この1株あたりの純資産はBPSと呼ばれ、純資産÷発行株数で求められます。
このPBRが示すのは「株価が1株当たりの純資産の何倍になっているか」です。
その会社の純資産が大きいのに株価が安ければ割安な株価となっていますし、純資産が小さいのに株価が高ければ割高な株価となっています。PBRではその指標を確認できるわけです。
私が考える目安は1.2倍で、それより数字が大きければ割高、数字が小さければ割安です。
PBRが1倍前後の会社があれば、その会社の資産のわりに安く株が買えるため買い、ということですね。
日本株式選定例:ANA
では、以上の知識を踏まえた上で、私が昨年着目した「ANA」の株について考えてみましょう。
まず、昨年はコロナにより旅行・交通・飲食業界に大ダメージが与えられました。
その社会情勢からしても、海外への交通手段であるANAの株価が安価となっていることは容易に想像できますね。
次に、ANAの「PER」と「PBR」を確認します。
こちらはSBI証券で株価を表示させた際に見ることができる画面ですが、実は「PER」と「PBR」は自分で計算しなくても表示されている値なんです。簡単ですね。
確認してみると、
- 株価: 2,306円/株
- PER: –倍
- PBR: 0.73倍
となっています。
PBRが0.73倍ということは、ANA社の純資産より大幅に低い株価がつけられてしまっている。
コロナによる株価下落が直撃しているせいでしょう。
続いて、PERは–倍になっていますが、横のEPS(1株あたりの純利益)がマイナスになっているので、赤字になっているため値が表示されていないんですね。
まさに、超割安な株だったというわけです。
私は2020年5月にこのANA株を200万円強購入しましたが、1年経過した2021年6月現在の価格はこちらです。
その結果、
- 株価: 2698.5円/株
- PER: –倍
- PBR: 1.26倍
相変わらず現在も赤字のようでPERは–倍ですが、PBRは1.26倍まで回復しています。
株価は1年で 2.306円/株 ⇒ 2698.5円/株 となっており、約15.7%の株価上昇をしています。
「安いときに買ってあとは放っておく」
というだけでこれだけの利益を出すことができました。
KJ流日本株式投資の注意点
ただし、1点このKJ流の日本株式投資には注意点があります。
「赤字の企業の株を購入してしまい、そのまま倒産等してしまわないか」
です。
ただ、ANAで言うと、過去にJALが財政破綻しかけた際に政府が救済したように、破綻はあり得ない企業だと私は考えていたため安心していました。
あくまで、「何かきっかけがあって一時的に株価下落しているが、倒産はしない企業」を選ぶようにしましょう。
※ 企業倒産の際には、残った純資産を株主へ分配するため、PBRが1倍以下の企業であれば倒産しても得をする例もありますが。
最後に
ということで、本日はKJ流の日本株式投資術について紹介しました。
日経株全体がここ1年ほど好調だったことや、コロナで一時的に凹んでいる会社を見通しやすかったこともありますが、このPERとPBRに着目した投資のノウハウ自体は有用なものだと思っています。
是非参考にして株式投資を実施してみてください。
本日は以上です。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。