【育児】在宅勤務(テレワーク)が可能な現代でも男性の育児休暇が必要な3つの理由(2021年7月最新)

豊かな人生

皆様こんにちは。

サイドFIREを目指すKJです。

本日は少しお金の話はお休みで、現代では男性も育児休暇が必要な理由を解説します。

男性の育児休暇が必要な3つの理由

家庭面の理由

核家族化により昔より育児が大変になっている

断言します。

現代の育児は多くの場合、私たちの両親や祖父母世代より大変になっています

その理由は「核家族化」にあります。

「核家族」という言葉は皆様ご存知でしょうか。

「大家族」の逆で、祖父母や叔父叔母が一緒に暮らしておらず、夫婦と子供だけの小規模な家族のことです。

昔は大家族が主流で、子供が生まれれば両親だけでなく祖父母、叔父や叔母も一緒になって子供の面倒を見ていました。サザエさんの家庭のイメージですね。

お風呂は祖父(波平)が入れてくれるため自分はゆっくり入れたり、料理は祖母(フネ)が作ってくれるため自分は十分な栄養補給ができたり、ちょっと買い物へ行っている間は叔父(カツオ)や叔母(ワカメ)が子供(タラちゃん)の面倒を見てくれる。

些細な協力であっても、24時間365日休みがなくずっと子育てをし続けないといけない状況からほんのひと時解放されるだけでも、親の気持ちは安らぐものです。

しかし、現代は核家族化しているため祖父母や叔父叔母は家にはおらず、もし父が毎日出勤しているのであれば、母が1人で子供の面倒を見るしかありません

その父が残業までして夜遅くにしか帰ってこないとすると、どうやって子供をお風呂に入れればいいでしょうか。どうやって買い物に行けばいいでしょうか。

子供はまだ立つことも座ることもできないため、お風呂はずっと親が抱えながら入れてあげる必要があります。一緒に入れば子供を置いて自分の身体を洗うことができませんし、別で入るなら自分がお風呂に入っている間は子供を1人で放置することになってしまいます。

子供は3時間に1回ミルクを飲み、その合間でもうんちやおしっこでオムツを変える必要があるため、子供と一緒に自由に外出できる時間は1時間あるかどうかです。

もちろんそんな中でも努力して工夫して育児を行っている親はたくさんいますが、簡単なことではない、ということは間違いありません。

これが母だけでなく父も育休をとっており2人で子育てするのであれば、解決しますね。

是非男性も育休をとり、合間合間で妻を休ませてあげ、ときどきは子供を1晩面倒見て、妻をゆっくり寝させてあげてください。

今後の円満な夫婦生活に大きく影響する

これは非常に重要だと思う点です。

妻は、自分が育児で大変なときに夫が何をしていたのかを非常によく見ています

多くの夫は、会社へ出勤して家族の生活のために仕事をがんばり、妻が育児を頑張っているように仕事をがんばっていることだと思います。

しかし、妻にはその気持ちは伝わりにくいです。

妻は今後の生活というより、今この瞬間が大変なんです。

少しでいいから子供の相手を変わってほしく、お風呂だけでいいから入れてほしいんです。

そんな一番大変なときに仕事をがんばり、残業までしてしまうと妻の気持ちはどうなるでしょうか。

なんで自分がこんなに大変なときに助けてくれないのか。夫は家族のことなんでどうでもいいのか。

そんな風に妻に一度思われてしまうと、その後夫婦生活は冷めてしまい夫婦の距離はどんどん空いてしまいます

終いには、子供が独り立ちすれば熟年離婚

せっかく家族を支えるために一生懸命仕事に取り組んできたのに、大事な家族や資産を失って一人で老後を送ることになってしまいます。

そんな不幸な未来を迎えないために、育児が大変な時期に育休をとって妻を支えることで、愛情いっぱいの家庭を築くことができると思います。

子育ては1歳手前の動き回る時期の方が大変になる

「育児は3ヶ月を過ぎると少し落ち着く」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

私も子供が初めて生まれ、会社の男性社員数名からそのような話を聞きました。

それを聞いて、「最初3ヶ月だけが大変なのであれば、育休を1年間取る必要なんてないじゃないか」と思っていましたが、その考えは甘かったようです。

子供が半年を過ぎて1歳手前ほどになり、少しずつ動き回るようになると、家中を好きに動き回って気が付くといなくなり、なんでも口に入れようとして目を離せなくなります

これまではまだ、子供を安全な場所へ置いておけば子供が機嫌が良いときは他のことができましたが、1歳手前では目を離せなくなる分より大変になってしまうんです。

子供が生まれてすぐも1歳手前も大変で、出産で体力を失った妻が1人で1年間ずっと大変な想いをし続ける

それを少しでも助けてあげるため、男性にも育休が必要だと思います。

仕事面の理由

在宅勤務しながらの子育ては想像以上に大変

私も積極的に育児をするつもりは十分にあり、しかし選択したのは「在宅勤務で子育てを行う」でした。

家にさえいれば、妻が大変なときには助け、職場へも迷惑をかけずに両立できると考えたためです。

しかし、結果は全然両立できませんでした。(もちろん、私よりうまくできる方もたくさんいると思います。)

ちょうどコロナで全員が在宅勤務していたこともありますが、当然「出勤しているということは仕事をする」ということになります。

会社側は私ができるだけ合間合間に育児をしたいと思っていても、私がやるべき仕事は容赦なく依頼されますし、年度末ということもあってお客さんからは普段以上に無茶な期限での仕事を求められてしまいます

子供が泣いているのに1時間ある会議に連続で出席しないといけない。子育てをしたいのに残業が増えていく。やりたかったはずの子育てが全然出来ない

もっと周囲に助けを求めることが出来ればこんなことにはならなかったのかもしれませんが、在宅勤務で子育てをしようとしていた私に待っていたのはこんな現実でした。

結局私は子供が生まれて3ヶ月半ほど経ってから休暇をとりましたが、もっと最初から計画的に育休を取るべきだったと思っています。

業務分担やノウハウ展開のいいきっかけになる

育休を取るのが難しいという方もたくさんいるかと思います。

中には会社の体制が整っておらず、制度的に育休が取れなかったり、男性の育休取得に差別的な目を向けるような職場もあるでしょう。

しかし、「今は仕事が忙しいから」「自分が今している仕事は自分にしかできないから」と考えている方はいないでしょうか。

その考えは会社的にもあなたのためにもあまり良くありません

会社的には、あなただけが出来るような仕事をもっともっとたくさんの人ができるようになって会社全体の生産性を向上させていきたいですし、あなたとしても、ずっとその仕事だけ自分がし続けなくてはいけない状況だと他の仕事にエネルギーを注ぎにくいですし、更なるステップアップに進むこともしにくくなります

より会社に貢献するためにも、自分の仕事を減らすためにも、より良い仕事をするためにも、できるだけ自分の仕事のノウハウは展開していき、自分がいなくても問題ない職場に自分がしていきましょう。

また、ノウハウの問題でなく自分1人に業務量が膨大にかかっており誰にも頼れないような組織区分になっているようであれば、それはそもそもあなたの問題でなく会社の問題です。

鉄の決意で育休を取る旨を早め早めに伝え、会社に組織の改善をしてもらうようにしましょう。(いっぱいいっぱいで働いていたころの私が、こんなことを言われたらなんて言い返していただろう、と思いますが、それでも伝えたいことです。)

人生面の理由

休暇によりこれまでや今後の人生を考え、充実した人生を送れる

これは2番目に大事な理由だと思います。

あなたは、今の会社に満足しているでしょうか

もっと言うと、今の自分の人生に満足しているでしょうか

「いつかやりたい」と思っているけどずっと出来ていないことはないでしょうか

あなたの未来は明るいでしょうか

そんな、あなたにとって最も大事な「自分の人生を幸せに生きる」ということすら、日々の仕事に追われているとだんだん考えられなくなっていきます

私も25歳ごろから30歳まで5年間ずっと仕事に全力を注ぎ、その5年間の業務の成果は誰にも負けないほどのことをしたつもりです。

しかし、ふと気づくと、自分の本心がわからなくなってしまっていました。

自分は仕事を頑張っているけど、なんのために頑張っているのだろう

このまま仕事を頑張り続けていれば本当に幸せになれるのだろうか

部署を異動したが、「前の部署で頑張っていたから」とより大変な仕事を依頼されるようになってしまい、これが自分の目指していた姿だったのだろうか

ずっと自分を頑張らせ続けていると、自分の「休みたい」「息抜きしたい」「もっとやりたいことがある」という大事な心からの言葉が聞こえなくなっていきます

自分が本当はどんな人生を生きたかったか、これまでの行いは正しかったか、自分の大事な人を大事に出来ているか、30年も生きてきたのであれば一度立ち止まって考える必要があるのではないでしょうか。

人は、目指している方向に進みますし、考えていることが実現していきます。

休暇により自分を休ませてあげ、頑張ってきた自分を労り、そうして養った英気を今後は自分の人生をもっと良くしていくために使っていってもいいのではないでしょうか。

私の場合は、そうして決意したのがサイドFIREによる真に自由で豊かな人生の獲得であり、取っ掛かりとして始めたのがこのブログ立ち上げでした。

今では、やっと自分の心からの想いが感じられるようになり、自分と家族の人生をより良いものにしていくために愛情が心に満ちている気持ちになっています。

これまで仕事頑張ってきた方々こそ、育休で人生を振り返り、今後の人生をもっと良いものにしていただきたい、と心から考えています。

わが子は本当に可愛い

最も大事なことですが、これは理屈抜きです。

わが子は本当に可愛いです

泣いても笑っても可愛いですし、うんちをしても部屋を汚しても可愛いです。笑

そして日々成長していき、昨日まではできなかったことができるようになっていく姿を見守るのは親として心からの幸せを感じます

こんなに可愛いわが子のために、長い人生の1年時間を割くことぐらい、許されてもいいのではないでしょうか。

最後に

ということで、本日は男性の育休取得について記載しました。

家族のため、自分のため、子供のため、男性にも育休は必要だと思います。

今はまだ固い決意がないと男性は育休取得はしにくい風潮がありますが、いつか当たり前のように育休をとれ、1人1人の人生をもっと大事にするような社会になると良いですよね。

本日は以上です。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。