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こんにちはー!
草コインの沼を生きるKJやで^^
本記事では、金利・利上げ・利上げと投資との関係について解説します。
最初に結論をお伝えすると、利上げ局面で有利な投資先は【利上げを行う国の通貨】です。
この記事を読むことで、その理由以外にも下記のことを理解することができますので是非最後まで見ていってください^^
- 金利を知るべき理由がわかる
- 金利・利上げ・利下げの意味と株式投資への影響がわかる
- 金利と債券の関係性がわかる
- 金利と仮想通貨の関係性がわかる
- 利上げ局面で有利な投資についてわかる
この記事は動画で見ることもできます。是非チャンネル登録してください^^
本記事の位置付け
この記事は、
「投資の湖」に該当する話やから
理解すれば多くの人が人生を有利に進めることができる知識やで。
金利を知るべき理由
まずは、そもそもなんで
仮想通貨投資家も金利を知るべきなのかを解説するで。
仮想通貨投資家も金利を知るべき理由は、仮想通貨投資は株式や債券等の様々な金融資産の投資対象のうちの1つで、その金融資産は世界経済の動向により左右されるからです。
つまり、世界経済を知れば、仮想通貨投資を含めた様々な投資の勝率を高めることができる、と考えることができます。
そんなんより仮想通貨投資で勝つ方法だけ教えてや、
という人は下記の記事を見てな^^
でも突然、世界経済を全部知るなんて難しいよな。
そんな人のために、
勉強すべき内容を2つだけに絞るで、
世界経済の中でも特に投資に影響を与えるこの2つは、必ず理解するようにしてください。
- 景気局面
- 金利見通し
この2つのうち、本記事では景気局面について解説します。
金利見通しより景気局面を知りたいって人は
下記の記事を見てな^^
金利・利上げ・利下げとは
さて、ここからようやく
金利見通しの話の内容に入るで。
そもそも金利とは何かというと、お金の貸借料のことです。
もう少し簡単な言葉で説明すると、金利とは「お金を借りたときの利子・利息」を指します。
そして、この「金利」は投資の世界では「政策金利」のことを指すことが多く、政策金利とは、中央銀行の短期金利のことです。
もう少し簡単な言葉で説明すると、政策金利とは「民間銀行が中央銀行からお金を借りるときの利子」を指します。
そして、政府や中央銀行は経済状況に応じてこの政策金利を引き上げたり引き下げたりしますが、政策金利を引き上げることを「利上げ」と呼びます。
また、政策金利を引き下げることを「利下げ」と呼びます。
でもこんな言葉の説明だけじゃ
イマイチわからんよな。
もっとわかりやすく解説するで。
まずは「政策金利」を
もっとわかりやすく解説するで。
そもそも、銀行の業務というのは、わずかな利息を払う代わりに個人から「預金」としてお金を集め、それを企業等へ貸し付けることで利益を得ていますが、民間銀行で用意するお金が預金だけでは足りないことも十分にあり得ます。
そのため、ときには民間銀行は中央銀行からもお金を借りて業務を行っているんです。
この、民間銀行が中央銀行からお金を借りたときの利子を「政策金利」といいます。
そして、「利上げ」とは、金融引き締め的な政策です。
民間銀行が中央銀行からお金を借りるときの利子を、中央銀行は「利上げ」により引き上げます。
これに対し、民間銀行は企業へ貸し付けるときの利子も引き上げることで利益を確保します。
また、民間銀行は中央銀行からお金を借りにくくなるため、個人からの預金もより多く集めようとして、結果として個人の預金利息も引き上げられます。
利上げを行うことで、個人は安全な預金をするだけで多くの利息を得ることができるようになることから、現金の価値は相対的に上昇します。
また、企業は銀行からお金を借りたときの返済が苦しくなり、企業の業績は低下してしまい、結果として株価は下落してしまいます。
また、「利下げ」とは、金融緩和的な政策です。
民間銀行が中央銀行からお金を借りるときの利子を、中央銀行は「利下げ」により引き下げます。
そして、民間銀行は企業へ貸し付けるときの利子を引き下げても利益を確保できるようになります。
また、民間銀行は中央銀行から安くお金を借りることができるため、個人からの預金は高い利息を払って集める必要がなくなり、結果として個人の預金の利息は下がります。
利下げを行うことで、個人は預金をしていてもあまり利息を得ることができなくなり、相対的に現金の価値は下落します。
また、企業は銀行から借りたお金を負担なく返すことができるようになり、企業の業績は向上し、結果として株価は上昇しやすくなります。
でももしかしたら、
ここで1つ疑問を持つ人も
おるかもしれんな。
さて、ここまでで政府の金融政策である利上げや利下げを解説しましたが、ここで1つ疑問が湧くかもしれません。
「政府はそんなわざわざ意地悪で株価を下げずに、ずっと利下げとか金融緩和しとけば皆ハッピーやん」
と。
しかし、政府は利下げを過度に続けてしまうと、政府の2つの目標である「最大雇用」と「物価安定」のうち、最大雇用は達成できるものの、物価の安定は達成できなくなります。
これがどういうことなのか解説します。
政府が利下げを行うことで、先ほど解説した通り株価は上昇しやすくなり、個人の資産が増えることから消費も増加します。
また、企業は融資を受けやすくなり、融資を受けて積極的に設備投資を行うことで、様々なモノの需要が高まり消費が活発になり物価が上昇してしまいます。
そして物価が上昇してしまうと、家計の支出は増加し、増えた支出により家計が圧迫されてしまいます。
「いやでもそんだけ儲かってるならちょっとぐらい支出増えても大丈夫やん」
と思うかもしれませんが、過度な物価上昇は、低所得者層や年金暮らしの引退世代ほどダメージを受け、生活が苦しくなってしまいます。
そのため、過度な利下げは最大雇用は達成できるものの、物価の安定を達成できません。
また、政府は利上げを行うことで先ほど解説した通り株価は下落し、個人の資産が減ることから、消費は減少してしまいます。
そして、今までの価格ではモノが売れなくなることから、上昇していた物価が下落しやすくなります。
また、企業は融資を受けにくくなり、結果として企業の設備投資は減少し、業績も低下してしまいます。
そして、企業の業績低下が続くと、企業はコストを減らすために社員を解雇してしまうんです。
これにより、過度な利上げを行うと景気がどんどん悪くなってしまい、物価の安定は達成できる一方で、最大雇用が達成できなくなってしまいます。
つまり、政府は利上げをし過ぎても利下げをし過ぎても「最大雇用」と「物価の安定」の両方を達成できなくなることから、絶妙なバランスで利下げと利上げを使い分け、2つの目標達成を目指しています。
ちなみにですが、日本の場合はバブル崩壊以降ずっと景気が悪く物価が上がらない時期が続いたため、ゼロ金利政策、つまりずっと利下げを継続しています。
金利と債券の関係
ここまでで金利と株式の関係はわかったよな。
次は、金利と債券の関係を解説するで。
金利と債券の関係について、先に結論を言うと、債券は利下げを行うことで価格は上昇するものの、利回りは低下します。
また、債券は利上げを行うことで価格は下落するもののの、利回りは上昇します。
でもこんだけじゃ全然わからんよな。
もっとちゃんと解説するで。
でもまず、
そもそも債券がどういうものかを
理解する必要があるで。
そもそも債券とは、国や企業等が利子を払う代わりとして、資金を調達するための有価証券です。
もう少しどういうイメージか解説すると、国や企業は資金が必要なときに、債券を発行します。
この債券を投資家等へ販売することで、国や企業は資金調達を行うことができる一方で、投資家は利子を得ることができます。
債券は発行する組織によって様々な値で設定されますが、例えば次のような債券があるとします。
- 価格・・・1枚あたり100万円
- 満期・・・1年
- 利子・・・1%
投資家がこの100万円の債券を購入した場合、1年後には現金へ交換することができます。
このとき、交換した後の現金には1%の利子が上乗せされており、投資家は101万円を手にして、利益を得ることができます。
じゃあここから、
利上げしたら債券がどうなるか
解説するで。
先ほど解説した通り、民間銀行は利上げが行われると、より個人からの預金を集めようとして預金利息を引き上げます。
すると、債券へ投資していた投資家は「預金でも1%の利息を得られるならわざわざ債券に投資せんでいいわ、債券いらんわ」と考え、債券の売却へ動いてしまい、債券の需要が下がることで債券の価格が下落します。
しかし、債券は価格が下落しただけで別物になるわけではないため、変わらず1年後には101万円を受け取ることができます。
ということは、99万円を払うことで1年後に101万円を受け取ることができるようになり、利子は2%となって利回りは上昇します。
これが、利上げ局面では債券の価格は下落して、債券の利回りは上昇する、という仕組みです。
次は、利下げしたら債券がどうなるか
解説するで。
先ほど解説した通り、民間銀行は利下げが行われると、個人から高い利息を払って預金を集める必要がなくなるため利息を引き下げます。
すると、債券へ投資していた投資家は「預金してても大して利息を得られんから債券でも投資するか、債券買うか」と考え、債券の購入へ動き、債券の需要が高まることで債券の価格が上昇します。
しかし、債券は価格が上昇しただけで別物になるわけではないため、変わらず1年後には101万円を受け取ることができます。
ということは、100万円を払うことで1年後に101万円を受け取ることができるようになり、利子は1%となって利回りは下落します。
これが、利下げ局面では債券の価格は上昇して、債券の利回りは下落する、という仕組みです。
金利と仮想通貨の関係
ここまでをまとめると、それぞれの価値は金利見通しにより次のように変動します。
でも、仮想通貨は利上げや利下げで
どうなるんやろな。
利上げ局面では、現金の価値は上昇するものの債券価格と株価は下落し、個人の資産は減少してしまいます。
また、個人資産が減少すると、家計は悪化してしまいます。
すると、生活費が足りなくなった投資家は、仮想通貨の売却により生活費の確保に動き、仮想通貨の価格は下落してしまうと考えるのが自然でしょう。
また、利下げ局面では、現金の価値は下落するものの債券価格と株価は上昇し、個人の資産は増加します。
さらに、個人資産が増加すると景気はどんどん過熱していきます。
景気が過熱し、市場へマネーが溢れてくると仮想通貨等のハイリスク資産へも積極的に投資するようになり、仮想通貨の価格は上昇すると考えるのが自然でしょう。
理屈としてはこれが自然やけど、
本当に仮想通貨と利上げ・利下げの関係が
これで正しいか実際の価格を確認してみるで。
世界経済の中心である米国の政策金利と、仮想通貨の代表であるビットコインを比較してみます。
米国の政策金利は、2020年前半から2021年末まではゼロ金利、つまり利下げ後の局面でしたが、この局面でビットコインは大きく上昇しています。
また、2022年に入ってからは米国は急速に利上げを続けていますが、それにともないビットコインも価格を下げています。
やはり、仮想通貨も利下げ後の局面が有利と考えて間違ってはいなさそうです。
利上げ局面で有利な投資
仮想通貨も利上げで下がるってことは
株も債券も仮想通貨も全部
利上げで下がっちゃうってことやな。
これを見ると、「利上げ局面では何に投資しても下がる、利上げ中は投資したらダメ」と考えてしまいそうですが、そうではありません。
答えは「現金」の価値が上昇する、というところにあります。
「現金ってつまり投資やめて換金することやん」
って考えちゃいそうやけど、
そうじゃないで。
そもそも一言で現金といっても、世界には多くの国があり、国ごとに様々な現金である「通貨」があります。
そして、金融政策も国ごとに異なり、例えば日本では利下げを行い、米国では利上げを行うということは十分にあります。
こういった金利に差が生まれる状況では、利下げを行う国の通貨の価値は下がり、利上げを行う国の通貨の価値は上がります。
そのため、この例では利上げを行う米国のドルに投資をすれば儲けることができます。
じゃあ、
本当に米国の利上げ局面で
ドルに投資すれば儲かるんか確認してみるで。
米国の政策金利と、1ドルあたりの価格(ドル/円の推移) を比較してみます。
米国の政策金利は2022年に入ってから急速に利上げを続けていますが、これに伴いドルの価格は急上昇しました。
その結果、なんと2022年はドルが最大30%も上昇していて、為替取引で大きく儲けることができたんです。
「じゃあ今からドルへ全財産ぶっこむで!」
と考えたくなるとこやけど、
それはちょっと考え直した方が良いで。
2022年も年末が近づき、そろそろ米国は利上げペースを緩め始めると予想されています。
利上げペースが緩むと、今後はドル高のトレンドが終了し、ドル安円高方向に進んでいきます。
株や債券や仮想通貨等も、2023年は少しずつ価格が上昇していくかもしれません。
でも、利上げ国の通貨への投資は
あんまマイナーな国を選ぶのは危険やで。
利上げ局面の国の通貨へ投資するのは、ドル・ユーロ・円の3種類ぐらいにしておくのが無難でしょう。
あと、利下げが始まったからって
一気に投資するのも
それはそれで危険やで。
そもそも利下げというのは、経済状況が悪いため実施することです。
そのため、利下げ開始時は株価も不安定となり、危険な相場となります。
積極的に投資を行うのは、利下げが一服してからで遅くありません。
2023年末~2024年上旬ごろに米国の景気後退が予想されているため、その時期には株も仮想通貨も暴落するかもしれないため、注意してください。
最後に
最後に、
この記事のまとめとメッセージや。
政策金利・利上げ・利下げは、投資へ大きく影響を与えます。
また、利上げ局面では、株も債券も仮想通貨も下がってしまい、有利なのは利上げする国の通貨への投資ぐらいです。
利上げ局面ではあまり無理をせずに、株や仮想通貨への積極的な投資は利下げが一服した後にしておきましょう。
本日の記事はここまで!
最後まで読んでくれてありがとうな^^
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